【最新情報】ITエンジニア採用のおすすめサービス10選
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IT業界が拡大している昨今、優秀なエンジニアを求める企業は増加傾向にあります。
しかしエンジニアそのものの数が追いついていないため、エンジニアの採用はどんどん難しくなっており、多くの企業が頭を悩ませています。
そこで今回は、エンジニア採用をスムーズに進めるための10サービスについてまとめました。
「たくさんのシステムや媒体があり、どれが良いか分からない」
「最新の情報について知りたい」
このような悩みを持っている人事担当者様にとって、サービス選びは非常に重要です。
最後まで読み、ぜひ参考にしてください。
エンジニア採用について
まずはエンジニアの採用について、マーケット状況を踏まえて考えられることをご説明します。
IT業界の現在のマーケットについて
採用について説明する前に、現在のIT業界について解説します。
現在のIT市場は18兆円を超える規模のマーケットです。
企業のDX化はもちろん、ありとあらゆるシステムが機械化され、人材不足をITで解決できるような動きが主流になっています。
実際に人の手で行うよりも高性能で正確な業務をこなすIT技術は、今取り組んでおくべきものであり、関与していく人材はさらに増えていくことでしょう。
エンジニア採用の将来
経済省が2019年に発表したIT人材需要に関する調査(※)によると、将来的なIT業界の人材不足は2030年には約79万人に達すると予測されています。
コロナ禍で業界の拡大は急速にスピードアップしているため、上記の数値を上回る場合もあるかもしれません。
2020年から小学校でプログラミングの授業が取り入れられます。
このように国を挙げてIT人材の創出へ踏み込んでいることからも、今後ITエンジニア採用はより一層過酷になっていくことが想像できます。
※引用元:経済産業省「IT人材需要に関する調査」(2019年3月)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
エンジニア採用を確実にするおすすめのサービス10選
人材獲得が厳しい中。それでもITエンジニアを採用をめざす企業様におすすめのツールとして10サービスをご紹介します。
Green
Green(グリーン)は株式会社neocareerが運営している成果報酬型の求人サイトです。
ITエンジニアの採用には経験者の思考を読みつつ、多くの求職者が利用する媒体でアピールする必要があります。
Greenには約1,000,000名の登録者がおり、これからも伸びることが予想される勢いのある媒体です。(※2022年1月時点)
求職者に無制限でアプローチをかけることができ、採用しなければ初期費用以上のコストもかかりません。そのため金銭的なリスクを取らずに採用活動を行うことができます。
Wantedly
Wantedly(ウォンテッドリー)はSNS型の求人広告サイトです。
特徴は勤務条件などの記載をメインとした構成ではなく、働く人に求める姿勢などの発信に力を入れていること。具体的には社員のパッションやマインド、企業が大切にしているポイントを知ることができる仕組みになっています。
今まで伝えるのが難しいとされていた、求職者への定性面を強く訴求できることも他の媒体とは違う点です。
ITエンジニア専門のサイトではない分、幅広い人材が使っており、潜在層へのアプローチも可能になります。
type
転職・求人サイトの「type(タイプ)」はIT業界の転職案件も多いため、転職を希望する経験者もよく利用している媒体です。
エンジニアtypeという専用ページもあり、エンジニアの働き方やキャリアの積み方について詳しく解説されています。
求人案件が多い媒体であればユーザーも集まりやすいため、経験者だけではなくブランクのある人や学習中の未経験者にもアプローチすることが可能です。
ひとつ上を目指す人のキャリア転職サイト「type(タイプ)」: https://type.jp/
・キャリア転職の専門情報サイト『type』『女の転職type』などの運営
運営会社:株式会社キャリアデザインセンター(CAREER DESIGN CENTER CO.,LTD.)
doda
IT・Webエンジニアの案件が3万件以上掲載されており、職種名やプログラミング言語、フレームワーク・ライブラリからの検索も可能です。(2022年7月現在)
とことん求職者の検索のしやすさにこだわっているサイトだからこそ、導線を増やして募集広告のPVを上げることが可能になります。
会員に向けて直接アプローチができるダイレクトスカウトメールもあるので有効活用しましょう。
転職なら、求人情報・転職サイト「doda(デューダ)」: https://doda.jp/
・人材紹介サービス、求人メディアの運営、転職・就職支援、採用・経営支援、副業・兼業・フリーランス支援サービスの提供
運営会社:パーソルキャリア株式会社
レバテックキャリア
ITエンジニア・デザイナーのための転職エージェントサービスです。
専門サービスなのでエージェントの知識量や案件の保有量はすこぶるよく、求職者への初回提案の内定率が90%と高い数値を誇っています。
人材紹介サービスは当然コストが相応にかかってくるものです。しかしそれだけ技術力の高い人材とのマッチングにつながります。また1次対応を任せることもできるので、人事担当の手間を省くことも可能です。
大切なのは受け身にならず、人事担当とエージェントがきちんとタッグを組み協力すること。積極的な姿勢であり続ければ、エージェントサービスは上手に活用できるようになります。
また正社員だけではなくフリーランスや派遣など幅広く対応していることも特徴の1つです。
パソナテック
パソナテックは人材マッチングだけではなく、事業支援や業務改善など、個人・法人向けのフルサポートを行うサービスを展開しています。
求人案件は常時2000件以上保有しており、パソナグループの信頼を十分に生かしたサポートが魅力です。
求職者はエージェントサービスもしくは求人広告を見て転職先を探します。
派遣案件も多く存在しているため、ITエンジニアを自社保有しない場合は派遣の依頼も検討しましょう。
パソナの法人向けITソリューション「パソナテック」: https://www.pasonatech.co.jp/biz/
-エキスパートサービス(人材派遣)Expert Service
-プレース&サーチ(人材紹介)Place & Search
-アウトソーシング事業 Outsourcing Service
運営会社:株式会社パソナテック Pasona Tech, Inc.
GEEKLY
GEEKLY(ギークリー)の特徴は、ITエンジニアだけでなくゲーム業界にも精通していること。
ITエンジニアとして働く人の中には、ゲーム業界に憧れを抱いている人材も多いです。
業界・職種ごとに細かく専門コンサルタントがおり、現場の実情や採用ポイントなどを詳しく提案してくれるので求職者のニーズにしっかり応えているサービスと言えるでしょう。
またエージェントが求職者のサポートを手厚く行うため、企業も選定しやすい状態にアシストしてくれるというメリットもあります。
TECHOFFER
TECHOFFERは理系学生向けの就活支援サイトです。
これまで紹介してきたサービスとはターゲットや毛色が異なりますが、理系学生の需要もITエンジニア同様高まっています。ITエンジニアだけでなく、理系学生も取り込みたいという企業にはぴったりのサービスです。
昨今、理系大学卒業者の獲得は採用需要の増加と反比例して難しくなっています。理由としては少子高齢化の影響、理系を志望する学生数の減少、理系学生需要の増加があげられます。
新卒採用はサイクルを掴めるようになるまでに数年かかるので、将来を見越して今のうちから3か年計画のような形で推進していくのもおすすめです。
TECHOFFERは、研究してきた内容や成果を反映しやすいエントリーフォームをはじめ、理系大学生向けのマッチングサービスが充実していることが特徴の1つ。
理系大学卒業者を採用したい担当者様にはおすすめのサイトですので、一度ご覧いただけたらと思います。
Indeed
Indeed(インディード)は求人のまとめサイトです。
ハローワークから求人広告・自社HPに掲載している求人情報まであらゆるものをクローリングしていき、転載されています。
日本で最も求人数・求職者数が多い「求人の運用型広告」で雇用形態や業種の専門性などがまったくなく、エントリーも非常にシンプルな作りになります。
無料で掲載を始められるため、まずは潜在層を含めて長期掲載を視野に入れながら使っていくのがおすすめです。
FindJob!
FindJob!(ファインドジョブ)はIT・Web業界の転職・求人情報サイト。
企業と求職者の相性を数値化したり、複数求人の掲載を行いながらABテストをしていくことができたりと、求職者と企業のどちら側にも使いやすく構成されています。
20代の会員が約5割存在しており、若手層の採用に期待ができるサービスです。
IT業界に不安のない仕事探しを「FIND JOB!(ファインドジョブ)」: https://www.find-job.net/
・IT・Web業界に特化した求人情報サイト『FINDJOB!』の企画・運営
運営会社:株式会社ミクシィ・リクルートメント
エンジニア採用のポイント
ITエンジニアの採用は正直かなり難易度が高いです。自社でまかなうのではなく発注を出すことを視野に入れつつ、下記の4つのポイントを意識しながらすすめていきましょう。
潜在層へのアプローチを意識する
1つ目のポイントは潜在層へのアプローチです。現状ITエンジニアの母数に対して採用したい企業数はまったく釣り合っていません。
そこで重要になるのが「良い企業があれば転職したい」「いつか転職しようと思っている」
という比較的熱意の低い求職者になります。
現職に大きな不満がない、もしくは現職で身に付けるスキルを習得中のケースが多いため、時間がかかるものの競争率は低くなるでしょう。
企業としてもすぐに入社してくれる人材が欲しいというのは重々承知です。
その上で、これから咲く花のタネをまくことの重要性についてお伝えしています。
基本的には不安解消型ではなく「当社に入ればこんな仕事を任せることができる」というプラスの作用を働かせるアピールを心がけましょう。
不満・不安の洗い出し
ITエンジニアの不満や不安を想像・仮定しながら洗い出し、自社で払拭できるかどうか丁寧に確認していきましょう。
ITエンジニアのスキルレベルは、階層のように分かれています。
①PCセットアップ業務など作業
②常駐先にて発注を受けたプログラミング作業
③設計書作成などのエンジニア業務
④APP開発などの設計・開発・企画
⑤メンバーを束ねるリーダー業務
大体のエンジニアは1つずつできる業務を増やし、設計や開発業務に携わりたいとスキルアップを目指していきます。
しかし開発ができる企業は大手企業がメインであり、派遣や単なる下請けで留まってしまうケースのほうが多いのが現状です。
もしもそうした具体的な課題に対して払拭できるような要素があれば大きな差別化をはかることができます。
ペルソナ設定
ペルソナの設定も非常に重要です。
現場からのたたき上げでない限り、専門知識のない人事担当者は
「DX推進のためにITエンジニアが欲しくて」
「自社のIT化を進めてくれる人が欲しいんですよね」
このような相談をしてしまいがちです。
正直なところ、これでは人材確保は難しいです。
大手企業ですらITエンジニアの採用は苦戦しています。
なぜ自社にITエンジニアが必要なのか?
具体的にどのような業務ができる人を求めているのか?
外注できないのか?
これらの答えをまず明確にしましょう。
その上で「外注するための発注者が必要」という答えが出たら、エンジニアとして要件定義※ができる発注者を募るというターゲットが決まります。
要件定義までできるITエンジニアとなると「年収は1000万くらい用意するべきか」「求める仕事の範囲や決裁権はどうするべきか」という具体的な相場の調整などに進むことができます。
まずは「なぜその人材が欲しいのか?」「人材獲得のために何が必要なのか」そこから立ち返って決めていくことが重要です。
(※要件定義:プロジェクトを進める手前の段階で、内容やフローをまとめる作業)
ジョブ型採用
最後のポイントは海外では主流であるジョブ型雇用です。
日本の雇用は、メンバーシップ雇用とよばれる総合的な能力を鑑みて採用する手法がメインです。しかしITエンジニアを採用する際は、仕事に対して成果を求めるジョブ型雇用をおすすめします。
エンジニアの採用には、1つのジョブに対してこなせる人材を募り仕事にコミットさせることが重要です。
仕事を基準に採用活動を行うため、人柄や年齢など人材のハード面ではなく経験やスキルで評価していきます。
多様化するライフプランに合わせて企業が人材を上手に活用していくために、ITエンジニアのように採用難職種の募集は今後どんどん展開される考え方になると思われます。
まとめ
ここまでITエンジニアのおすすめサービス10選と採用のポイントについて説明してきました。
採用の難易度が年々上がっている業界だからこそ、常にトレンドにアンテナを張りながら活動していくことが求められます。
今回の記事を参考にどんどんサービスを活用していきましょう。
この記事を書いた人
白木 めい
求人広告の営業を7年以上務めてきた経験を活かして、採用活動全般の記事が得意です。求職者目線、企業目線どちらも大切にしながら書いております。仕事依頼もお気軽にご相談ください(Chatwork ID:1gi31upx8lx3v)
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