書籍要約:パーパス経営:30年先の視点から現在を捉える

タイトル:パーパス経営 著者:名和高司 出版社:東洋経済報社
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あなたは、自分が働いている企業の「志」を語れるだろうか? その企業ならではの価値、社会に貢献するという想いを説明できるだろうか? 自らの利益のみを追及し、地球環境や取引先、あるいは従業員を痛めつけることを省みない企業がもはや時代遅れであることは、誰の目にも明らかだ。自己増殖するカネの運動によって全てが回るという素朴な資本主義は、もはや終わりを迎えようとしている。 では、その先は何か。企業活動に必要な三大要素は「ヒト・モノ・カネ」であるが、いま先進国では「モノ余り」と「カネ余り」の状態が続いている。21世紀の価値創造の基軸は「ヒト」以外にない。しかもその根幹は単なる欲望にもとづくものではなく、他者にとって価値のあることをしたいという信念、すなわち「志(パーパス)」である。

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