【人事担当必見!】求人の口コミサイトのメリットとデメリット!流行りのサイトも紹介!


昨今、飲食店やクリニックを探すときに多くの方が口コミを参考にするようになりました。

求人サイトも同様に、企業の口コミを掲載している媒体が増えています。

今回は、口コミサイトのメリットやデメリット、流行っているサイトを紹介していきます。

最後まで読めばサイトの活用方法について理解することができ、求職者の思考を理解しやすくなります。ぜひ自社の採用活動の参考にしてみてください!

目次
  • 口コミサイトとは
  • 口コミサイトで分かること
  • 口コミサイトのメリット
  • 口コミサイトのデメリット
  • 口コミサイトの活用方法
  • 口コミサイトのサービス紹介3選
  • まとめ

口コミサイトとは


求人広告を掲載しているサイトの中には、企業に対する口コミも掲載されているものもあります。

求人広告と一般人が投稿した口コミを一緒に見ることができるサイトは口コミサイトと呼ばれています。

近年、口コミを併用した求人サイトは増えており、ネットで仕事探しを行うユーザーにとって応募前にチェックする可能性が高くなりつつあるようです。

企業としても口コミサイトに自社の評判が、どのように書かれているか把握しておく必要があるでしょう。

口コミサイトで分かること

求人の口コミサイトでは、次の3つのことを中心に知ることができます。

実際に働いている人の声

1つ目は、実際に働いている人のリアルな意見を垣間見ることができます。

求人票に書いている以上の情報を知ることができ、例えば「アットホームな職場と書いてあるけど、どんな雰囲気なのだろう?」といった具体的な情報を知ることができます。

実際、大手企業などでは人事担当と実際の配属現場との交流が薄く、面接で人事担当に質問しても曖昧な回答しか得られないこともあるものです。

口コミサイトであれば実際に働いている人の意見のため、本当に知りたい内容が見つかる可能性があります。

職場の雰囲気など定性面

2つ目は、数値化できない定性的な部分について知ることができます。

「事務は女性が多く、休憩時間は最近ハマっているドラマの話で盛り上がる」「仕事は簡単だけど作業内容がボリューミーなのでブラインドタッチができないと追いつかないかも」といった内容は、口コミでしか分からない情報です。

企業が掲載する求人広告には、会社の評判を下げないような言葉選びがされているケースも多く、ありのままの情報開示をしていないこともあります。

特に職場の雰囲気のように言葉にしにくい内容は、口コミを見ることで把握しやすくなります。

給与などリアルな待遇面

3つ目は、給与や賞与、昇給などお金に関わる情報です。口コミサイトには、勤続年数と現在の年収を記載できるサイトもあります。

日頃の働きぶりや本人の能力で左右される部分が多い要素ではありますが「どのくらい給与を貰っているのかな」という点は気になるユーザーも多いです。

長く働いても昇給が見込めなかったり、賞与の支給に大きく差があったりする場合、口コミサイトを見れば判明することもあるでしょう。

口コミサイトのメリット


求人の口コミサイトのメリットは大きくわけて3つあります。

働く前に評判を知ることができる

口コミサイトを見れば、働く前から企業の評判を知ることができます。

ポジティブな投稿が多ければ、その分入社意欲が上がることもあります。働いた後に「こんなはずじゃなかった」などミスマッチを防ぐことができます。

チームプレーを重要視される、体育会系の人材が多く活躍しているなど求人票では分からない企業の情報を獲得することが可能です。

入社後のギャップを防ぐことができる

採用活動では時折、入社前に抱いていたイメージと入社後のギャップが激しく、早期離職してしまうといった問題が発生します。

あらかじめ口コミサイトを通して良い点や悪い点を把握しておくことで、入社した後に「想定内のことだ」と受け止めやすくなります。

企業の応募集客力を高める

ポジティブな書き込みは、企業の集客力を高める効果もあります。

「良い企業らしい」という噂は何よりの強みとなり、求人広告で積極的に募集をかけなくても応募が自然に集まるようになります。

一般的にマイナスな意見は大きく目立ちますが、ポジティブな意見は埋もれてしまいがちです。

そうした環境下でも良い意見が既存スタッフから出てくる会社は、更なる良い人材を呼び込むサイクルを作ってくれるでしょう。

口コミサイトのデメリット


求人の口コミサイトにはデメリットもあります。次の3点について順番に解説していきます。

マイナスな評価がつくこともある

口コミを書く人の心理状態として、良いことを書く時のパワーよりも不満を書く時のパワーの方が強くなってしまうことが多いです。

そのため、ネガティブな書き込みの方が増えてしまうことがあります。口コミサイトは、「人間関係」「福利厚生」「給与」「仕事内容」などの項目ごとに口コミ評価を平均した数値をつけられる機能があります。

例えば給与に不満を持つスタッフが多い場合、たくさん貰っている社員がいたとしてもその会社の給与数値は低くなってしまうかもしれません。

口コミが企業の評価を下げ、マイナスなイメージになってしまう可能性がある点は、デメリットと言えるでしょう。

個人の感情に左右されることがある

口コミに書いてあることはあくまでも個人の意見です。本当にその企業が良いか悪いかを判断できている訳ではなく、個人の待遇や主観によるものが大きいでしょう。

そのため他の社員は不満に感じていなくても、個人的なトラブルや事象のせいでマイナスな評価が書き込まれてしまうことはあります。

事実とは異なるケースもある

ひどいケースであれば事実とは異なることを書かれてしまう危険性もあります。

従業員が何らかの不満を抱えていて「会社にダメージを負わせたい」という思いが強い場合、事実無根の書き込みをされてしまうこともあります。

ネット上の口コミは、真実かどうか精査されているものではありません。自由な書き込みが企業の評判を著しく落としてしまうこともありえるのです。

口コミサイトの活用方法

リスクもはらんでいるのが口コミサイトですが、きちんと活用すれば良い効果をもたらしてくれます。次の2つのポイントに気をつけながら使用していく必要があることを理解しておきましょう。

感情的な口コミに左右されず客観的に判断する

1つ目のポイントは、あまりにも感情的な口コミは、参考になるかどうか冷静に判断することです。

主観的な情報が書いてあるものや、根拠のないバッシングは整合性に欠けている可能性があります。できればそうした煽情的なものは真に受けず、具体的な情報を客観視して書かれたものを見ていくことが重要です。

「そういう意見もあるのだな」と様々な意見があるのだと冷静な見方ができるようになれば、偏った口コミに流されずに済みます。

複数の口コミサイトを比較する

2つ目のポイントは、いくつかの口コミサイトを比較して相対的な評価をすることです。たまたま良くない口コミが書かれているだけというケースであれば、複数のサイトを比較することで中立的な意見も目にしやすくなります。

1つ良くない書き込みがあると引っ張られるように不満を書かれてしまうこともあります。そういった人間の心理も踏まえながら、別の口コミサイトを基に判断しましょう。

口コミサイトのサービス紹介3選

OpenWork

「OpenWork」はオープンワーク株式会社が運営している求人の口コミサイトです。同サイトには次のような特徴があります。

<主な特徴>

・成果報酬型サイト。新卒、中途ともに採用が決定したときだけ費用が発生
(新卒 40万円/1名、中途80万円/1名)
・高学歴、大手企業に在籍しているユーザーも多数
・求人掲載やスカウト機能の利用が無料
・社会人ユーザーが7割、学生ユーザーが3割の比率
・20~30代が8割、年収500万円以上が過半数を占めている

公式サイト OpneWork

Glassdoor

「Glassdoor」は、2007年に設立された求人に特化した口コミサイトで、アメリカを中心として伸びている企業です。日本ではまだリリースされていないものの時間の問題となっており、世界中でindeedと並んで注目されている求人サイトとなります。

<主な特徴>

・6000万人の月間ユニークユーザーが存在している
・1200万件の求人情報が掲載されている
・5500万件の口コミの書き込みがある
・利用企業は100万社以上にのぼる
・スタンダードプランとプレミアムプランがある

公式サイト Glassdoor for Employres

転職会議

株式会社リブセンスが運営しているのが「転職会議」という口コミサイトです。月間370万人以上のユーザーが訪問しているビックサイトで、多くの応募を後押ししています。

<主な特徴>

・「ピックアップ口コミ」として上位表示指定
・投稿された口コミに対して、個別にコメントを返信することが可能
・全国500万社弱の企業情報を網羅し、約17万社の企業ページに口コミが投稿されている

公式サイト 転職会議

また転職会議が独自に調査したアンケート結果では「口コミを読んでどのような変化が起きたか」について次のように回答しています。

応募意欲が下がり、応募を迷い始めた・・・・・・・・・・・・34.0%
応募意欲が下がり、該当の企業に応募をしないことに決めた・・16.3%
応募意欲が高まり、該当の企業に応募しようと決めた・・・・・・・・・10.3%
応募意欲が高まったが、まだ応募するかは決めていない・・・・・・・・22.7%
参考になる口コミが不足し、応募意欲に変化は起こらなかった・・・・・16.7%

多くのユーザーに口コミが影響を与えていることが分かります。企業のブランディングを口コミという視点からサポートしてくれるのが「転職会議」のサービスとなります。

まとめ


インターネットを使用した採用活動がメジャーになったからこそ、口コミといった他社の書き込みは応募を左右する重要な要素となります。まずは自社の口コミを確認し、貴重な意見として受け入れながら、求人応募を増やすためにはどのようにふるまったら良いのか考えるきっかけにしてみてください。

「Glassdoor」のようにこれから日本に進出してくる口コミサイトはさらに増えていく可能性もあります。変化に対応できるよう、常にアンテナを張りながら採用活動を進めていきましょう。


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この記事を書いた人

白木 めい

求人広告の営業を7年以上務めてきた経験を活かして、採用活動全般の記事が得意です。求職者目線、企業目線どちらも大切にしながら書いております。仕事依頼もお気軽にご相談ください(Chatwork ID:1gi31upx8lx3v)