ユニークな採用サイトの事例5選!サイトで応募を集めるコツ!


採用サイトは、企業理解を深めながら応募を集めることができるため、採用活動において非常に強力な集客ツールです。

しかし、採用サイトは保有しているものの「応募につながらない」「いまいち自社の魅力が伝わっていない」などのお悩みも多いです。

そこで今回は、採用サイトの重要性を改めて解説しながら、参考にして欲しいユニークな採用サイトを5選紹介します。

目次
  • 採用サイトの重要性
  • 採用サイトの制作手順
  • ユニークな採用サイトの事例5社
  • まとめ

採用サイトの重要性


まずは採用サイトの重要性について3つのポイントを解説します。

採用サイトを単なる求人募集内容の掲示物と捉えている企業は、本来の力を発揮できていない可能性があります。どのような役割があるか、確認していきましょう。

採用力が上がる

自社採用サイトを制作することで応募者の増加が見込めます。

採用サイトは、求職者に向けて自由に自社の魅力や強みを発信することに適しています。

動画や写真、インタビューといった幅広いコンテンツを通して、求職者に興味を持ってもらいやすいため、志望度ひいては応募率を高めることができます。

コストカットにつながる

採用サイトを活用すると採用コストを削減することができます。

外部の求人サイトや人材紹介を通して人材を確保する場合、掲載料や紹介料など膨大な採用コストがかかります。

しかし、自社の採用サイトを制作し長期的に運用していけば、採用コストを抑えて自社で人材を確保できるようになります。

採用サイトの制作・運用にある程度まとまったコストはかかるものの、長期的にはそれ以上の費用対効果が期待できます。

ブランディングにつながる

採用サイトには自社のブランディングにもつながる要素があります。

ブランディングとは、企業がユーザーにとって共感できる、また信頼できる企業であるという認識を強め、価値を高めていく動きを指しています。

採用サイトでは、採用活動を行うだけではなく「どのような会社か」というアピールができます。

ユニークな会社、クリーンな会社、社会貢献度の高い会社、堅実剛健な会社など企業がどんなイメージを求職者に持ってもらいたいか考え、連想させるようなサイトを作りましょう。

採用活動だけではなく、企業イメージの向上などにもつなげることができるのが、良い採用サイトと言えます。

採用サイトの制作手順

採用サイトを作ろう、または見直そうと思った時、どういった手順で進めていけば良いでしょう。1つずつ説明していきます。

サイトの目的を決める

まずは採用サイトを通して成し遂げたい目標を決めます。

「年間応募数を1.5倍にしたい」

「経験がある求職者を集めたい」

「若手採用に挑戦したい」

企業によって課題はバラバラです。

そのため、自社の課題は何か洗い出し、払拭できるような目標設定を行うと良いでしょう。

目標は定性的なものと、定量で測るものの両方を用意すると振り返りやすくなるためおすすめです。

ターゲット設定をおこなう

採用ターゲットの設定も重要なプロセスです。

ペルソナと呼ばれる人物像を細かく設定していきましょう。

・住所
・年齢
・性別
・学歴
・趣味
・経歴
・思考

以上のような観点で具体的に人物がイメージできるまで詰めてください。採用ターゲットがあいまいだとアピールポイントなどがぶれてしまうため、訴求力の弱い採用サイトになってしまいます。

新卒の募集であっても「上下関係の厳しい野球部で4年間練習してきた男子学生」「田舎から上京してきてアルバイトやサークルなど幅広く楽しんできた女子学生」ではまったく考えていることは異なります。

自社が求める人材を具体的に文章化できるようにしましょう。

アピールポイントを決める

次に採用ターゲットを踏まえたアピールポイントを決めます。採用ターゲットがどのような思考なのかを考えるのがポイントです。

「仕事に求めることはなんだろう?」

「仕事で不満に感じることはなんだろう?」

「どんな会社と比較しながら応募先を選ぶのだろう?」

「他社になくて自社にあるものはなんだろう?」

考えられる答えをすべて洗い出します。

そのうえで最もアピールしたい内容を選ぶと、考えに漏れがなくなります。

制作会社を探す

採用サイトの制作会社を探しましょう。制作会社は非常に多くあるため、どの会社を選べば良いか迷うと思います。

会社によって得意なジャンルや分野が違います。そのためさまざまな会社を比較してみることが重要です。

・インタビューが得意
・動画の制作もしてくれる
・デザインのクオリティが高い
・実績が多い
・プロのカメラマンがいる

理想の採用サイトを作ってくれるであろう制作会社を選択しましょう。

発注・制作をおこなう

制作会社が決まったら、発注・撮影・制作の流れで進んでいきます。

あらかじめインタビュー対象を選出しておいたり、納期にも余裕を持たせたりしましょう。良い採用サイトは依頼してから丸投げにしてしまうのではなく、会社の協力も必要です。

積極的にコミュニケーションをとり、質問や要望も細かく伝えていきましょう。

ユニークな採用サイトの事例5社

採用サイトの制作手順が分かったら、他社のデザインも参考にしてみましょう。

今回は5社、ユニークなデザインとして有名な会社の事例を紹介します。

自社のオリジナリティは大切にしながら、参考にできる部分は真似してみると良いでしょう。

トゥモローゲート株式会社

トゥモローゲート株式会社は、企業のブランディングやコンサルティングを手がける企業です。

事業にしているだけあり、自社のブランディングについても徹底しています。

採用サイトもすべてのページがブラックで統一されていて、どこか怪しげな雰囲気のデザインに仕上がっています。

キャッチコピーは「変な会社にしたいので変な社員を募集します」というインパクトのある見出しで求職者の興味・関心を引くようなユニークな言葉選びです。

事業内容の説明はもちろん、充実した福利厚生も魅力的で、バースデーウィッシュリストやSNS手当など独自性が高いのも同社らしい取り組みです。

Twitterのフォロワー数も採用活動に影響しており、仕事に対する熱い思いや発信力・行動力などを多角的に判断して内定を出しています。


引用元:トゥモローゲート株式会社|採用情報(新卒・中途)
https://tomorrowgate.co.jp/recruit/

株式会社小学館

小学館は雑誌やデジタルコンテンツを手がける出版社です。

採用サイトのトップページは、「大きく実る種をまこう」というグリーンベースのクリエイティブが、さまざまなスタッフの写真にスライドしていく作りとなっています。

インタビューは顔を出していることがポイントで、イニシャル表記やフリーフォトだとインパクトが弱くなります。

また弾けるような笑顔の写真を使っているのもポイントで、見ている人の気持ちを明るくしポジティブな印象を与えます。

小学館のインタビューはリアリティを感じる良い内容で、楽しみながら読み進められます。

また、先輩社員にきく100問100答や就活における14の質問(内定者アンケート)など、独自の企画も盛り込まれていてユニークさも感じるサイトです。


引用:株式会社 小学館|小学館採用サイト
https://jinji.shogakukan.co.jp/

任天堂株式会社

人気ゲームを数々ヒットさせる任天堂株式会社は、世界でも名の知れたゲームの開発会社です。

採用ページは、ゲームで人気のメインキャラクターも大きく使われています。

普段なかなか聞くことのできない現場の声として、80名近い社員のコメントを紹介するコーナーが特徴的です。

仕事に対する考え方、大切にしていること、ユーザーに届けたいメッセージなど、読んでいて気持ちが熱くなるような内容ばかりです。

開発部門のようにイメージしやすい部署もあれば、ゲームのBGMだけを開発する部署など、知らなかった部署を知るという楽しみも感じられます。

社員インタビューを通してボリューム感のあるサイトを制作するのは手間がかかりますが、人の心を動かす効果的なサイト作りの参考にしてみてください。


任天堂株式会社|採用情報
https://www.nintendo.co.jp/jobs/

株式会社八百鮮

株式会社八百鮮の採用サイトは「日本一かっこいい八百屋の物語」というインパクトの強いキャッチと目に飛び込んでくるような爆発力のあるデザインが特徴的なサイトです。

一見して八百屋の求人とは思えない雰囲気となっています。

会社としてブランディングが徹底されており、昔ながらの八百屋とはひと味もふた味も違った印象です。

「シャッター街を、こじ開けろ!」「チラシを打つな!但し、全部売り切れ!」など言葉のチョイスがユニークで「どういうことだろう?」とつい気になって読み進めたくなります。

スタッフと野菜を効果的に組み合わせており、ただやみくもに奇をてらったデザインにしているのではなく、ブランディングをおこなった上で形に出来ている良い事例です。


引用:八百鮮 RECRUITING SITE
https://yao-sen.co.jp/saiyou_tokusetu/

株式会社日本経営

株式会社日本経営は、企業のコンサルティングを行っている企業です。

新卒用の採用サイトでは、グレーベースにカラフルな絵の具を絡めたインパクトのあるデザインになっています。

トップページのデザインにインパクトがあると、それだけで学生の興味を惹くことができるでしょう。

事業内容が普段なじみのない事業だからこそ、採用サイトは会社の想いや熱意のようなメッセージ性の強い構成にしています。

「かっこいい」と学生に思わせたい、この企業に憧れてほしい、という背景が見えてくる採用サイトです。


引用:株式会社 日本経営 新卒採用サイト
https://saiyo.nkgr.co.jp/newgrad/

まとめ


採用サイトの事例や、制作手順について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

採用サイトは1から作るとなると大変そうなイメージも強いかもしれませんが、1度立ち上げてしまえば継続的に人材募集ができるツールです。

自社の魅力がなかなか伝わらないことに悩んでいる企業も、採用サイトをリニューアルしたら応募の質が変わったという事例もあります。

ぜひこの機会に、自社の採用サイトの見直しをしてみてはいかがですか?


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この記事を書いた人

白木 めい

求人広告の営業を7年以上務めてきた経験を活かして、採用活動全般の記事が得意です。求職者目線、企業目線どちらも大切にしながら書いております。仕事依頼もお気軽にご相談ください(Chatwork ID:1gi31upx8lx3v)